第八章 その時
指で触られるその時は、身体全てが準備に入る。
愛しいと思うその時は、夢を見ながら溶けながら。
男に甘えるその時は、気持ちが痩せないように。
心で叫ぶその時は、頭で眠り身は踊る。
同じ夢見るその時は、苦痛も悲哀も立ち消える。
吐息が止まるその時は、昨日も明日も投げ捨てて。
そばで寄り添うその時は、時間は止まり深い夢。
第七章 呟く心
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最終章 戯れ