第四章 影、宿る
 
衣装も着替え、場面が変わる。
 
身も心も新たに生まれ変わり、静かな激しさがにじみ出る。
 
静寂という名の影に宿る肢体が現れる。
 
根拠に彷徨いながら希望にしがみつき、途方もない無力感に襲われる。
 
影が宿る、さざなみのように影が動く、影が揺れる・・・
 
まやかしのロマンティズムは忘れて・・・
 
昨日までの退屈を粉々に吹き飛ばして・・・・
 
疑問の虜になりつつある自分を・・・
 
忘れ去れ!!
 
触れ合った場所すべてから火花を散らして!!
 
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