最終章 終止符
 
上になってみる。 主導権は握れるのか。
 
だめだ・・・・身体がもたないようだ。
 
ほのかに染まった身体がおわかりだろうか。
 
いつも手には握ってる。
 
ぐったりとしたように見える身体。しかし、まだまだ。
 
快楽は続く。身体はぐったりしていても、求めてしまう。
 
このように・・・・口でも求める。 手でも求める。
 
そして放出の瞬間。
 
次々と続く。終わりは見えない。
 
快感に酔いながらも無意識のうちなのか、手で握っている。
 
終止符を打たなければ身がもたないような状況だった。
 
 第八章 心の叫び ← BACK
 
人には、多少なりの羞恥心というモノが潜在的にある。
特に、このような場面では他にも様々な要因での抵抗感はあるだろう。
しかし、それを捨てなければ近くにいる者には伝わってしまうものだ。
お互いが理解しあおうとしなければぎこちなさが生じる。
笑顔の耐えなかった奈々さん。 とてもきさくで打ち解けやすかった奈々さん。
参加男性もそう感じていたに違いない。
以心伝心もあるかもしれない、そして、なにより・・・・本人の「心構え」 が大事。
「心構え」 は、時には 「心が前」 すなわち、言動より、心が先に表れなければいけない。
彼女に、そう教えられたようだ。