第六章 色づいた夢
追い続けた想いが、今、しずくと化してしたたり落ちる。
急いだ夢を追いかけてきた。遠い蜃気楼を探しながら。
散らばった記憶の欠片を集め出す。ジグソーパズルのように。
手の温かみが支えとなり、醒めたかもしれない夢を確かめる。
隙間を塞ぐ。
わずかな時間を背中に感じながら、この身に沈めてみる。
我が手を添えて魂を貫き身体を癒す。
出尽くすほどの香り、髪の先まで残るぬくもり。
第五章 足の表情
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第七章 呟く心