第二章 脳、騒ぐ
 
ひとりで続ける手から次第に力が抜ける。
 
離れた手は不安ながらも行き先を変えた。
 
脳が騒ぐ・・・ 耳に心地よい嘘を聞くかのように・・・
 
今度は紫色の暴れん坊。
 
かすかなうめき声を発する中・・・・
 
他の箇所へも指が入る。
 
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