最終章 ほどなく
 
ソファでの行為もほどなく終え、リビングで始まった。
くたくたになった身体、しかし、その疲労感とは裏腹に求めるものがあった。
倒れこみ、もたれかかり、すがりつき、それでも何とか気力を振り絞り求めるもの…
意識あっての行動か、無意識の産物か。
されるがままと思いきや、自ら位置取りし、自ら差出し、自ら腰を動かす。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
第四章 哭くほど ← BACK
 
肉体が持つエネルギー、本能の趣、その素晴らしさを実感したイベントだった。、
疲れきった肉体でさえ夢の途中となり、魂が轟々と息吹いていた。
生きている、生きているんだ… それは尊いこと。
最後に彼女はこう言った… 「おなか減りました」 と。
生きている…。