第一章
 
緊張の極み。
いろんな思惑やら不安が交錯している。
しかし、顔合わせをし、いざ始まると… とんでもないことに!!
「はじめは特に」 という言葉をもらっていたが、まさにその通りの展開に。
意志で身体をねじ伏せている感などまったくない。 ごく自然体。
だからこそ、男性陣から、あのような嗚咽にも似た声が漏れたのだろう。
それほど強烈なインパクトだった。
 
 
終わってみれば、最初の緊張はいずこへ、という感じだった。
白が黒に混じり合いグレーに、というわけではないが
後々考えると、混ざり合う必要はない。
不安や心配などというものは木っ端微塵に消滅した。
白は白、黒は黒、でいいんだと。
そこから生まれるモノもあるから。